ビットコインの最低単位・取引最低単位 ビットコインを購入する・売却する 初心者入門ガイド

ビットコインの購入方法をやさしく解説!取引の最低単位は?意外と少額から投資ができる。

投稿日:2017年6月18日 更新日:

仮想通貨の中で最も流通しているビットコイン。ビックカメラや聘珍樓をはじめ、ビットコイン決済を導入するお店が続々と増えて、2016年11月からは一部電気料金もビットコインで支払いが可能となりましたね。

怪しい、詐欺だ、などの声もまだありますが、既にビットコインはわたしたちの日常にジワジワと広まりつつあるのは紛れもない事実。

注目度があがって、値上がりを横目で見ながら、「あー、もう高くて買えないなー」なんて思っている人も多いのではないでしょうか。でも、ビットコインは、購入できる単位の幅が大きくて、かなり少額から投資をはじめることができるのが魅力のひとつでもあります。

そこで、今回は、ビットコインの単位や取引の最低単位を確認しながら、購入方法をやさしく解説していきます。興味のあるあなたが、今日からスグにはじめられるようになりますので、お楽しみに。

では、まずはビットコインを手に入れるために必要な、基礎知識として表記と単位について確認しておきましょう。

スポンサーリンク

ビットコインの通貨単位について

ビットコインの表記と読み方について

tani02

ビットコインの通貨単位は、ビットコイン(Bitcoin)です。1ビットコイン、10ビットコインなどと数えます。

  • BTC

ビーティーシーと書いて、ビットコインと読みます。
外のネットなどで、

  • XBT

とも表記されていたりします。

これは、国際標準(ISO)で決められている通貨表記のルールに従った表現です。

  • 国際標準(ISO)で決められている通貨のルール
    •  先頭の2文字:国の表記
    •  一番最後の1文字:国の通貨を表現
  •  国管理ではない通貨の特別ルール
    •  特定の国籍に依存しない通貨は先頭の一文字:Xで表現
    • 一番最後の文字:通貨を表現

<例>日本円の表記「JPY」
“JP”=JAPANの略(国表記)/”Y”=円のイニシャル

<例>アメリカドルの表記「USD」
“US”=United Statesの略(国表記)/”D”=ドル(Dollar)のイニシャル

ビットコインの表記「XBT」
“X”=国に依存しない略(国表記)/”BT”=ビット(BITCOIN)のイニシャル

ビットコインは国や中央銀行が管理する通貨ではないので、国際標準(ISO)に従えば「XBT」が正しい表記になりますが、世間一般では「BTC」の方が馴染み深いですし、広く浸透していますね。

ビットコインの単位

tani03

ビットコインを買うのって「1BTCからでしょ?」そう思っている人が多いんじゃないでしょうか。

実はビットコインは1億分の1までの単位があります。そして、その単位にsatoshi(さとし)という名前がついています。

satoshi(サトシ)は、ビットコインの原型を作ったとされるプログラマーの名前からつけられました。フルネームは「中本哲史(ナカモトサトシ)」と伝えられています。ただ、このナカモトサトシなる人物は、一体誰なのか、どこに住んでいるか、そもそも実存するのか、判っていません。ナカモトサトシというのだから、日本人なのでしょうか。気になるところですね。

で、そのビットコインの最小単位Satoshi(サトシ)

1satoshi(サトシ)は、1BTCの1億分の1です。(ゼロ8つです)
0.00000001BTC =1satoshi

    1BTCを日本円の25万円で換算すると、

  • 0.00000001BTC (1サトシ)= 0.0025円
  • 0.000004BTC (ゼロ6つ)= 1円

まずはビットコインの最低単位は1BTCの1億分の1である0.00000001BTCと理解しておきましょう。0(ゼロ)が8つと覚えるとわかりやすいですよ。

例えば、
1BTCを25万円で換算するとして、現状日本円で1円にも満たない金額ということです。

ビットコインの最低取引単位は1satoshi(サトシ)。
よって、日本円の1円は400サトシ。

ん~これでは、日本円換算で買ったり売ったりするのは、ちょっと小さすぎて計算しづらいですよね。

そういうわけで、
ビットコインの購入や売却するための「ビットコイン取引所」では、satoshi(サトシ)よりももう少し大きな単位を最低取引単位に設定しています。

では、次に、具体的に購入できる単位を、ビットコイン取引所を例にとって説明していきますね。

ビットコイン購入の最低取引単位

ビットコインの購入や売却をするために、最も一般的で確実なのが、ビットコインの「取引所」「販売所」を利用する方法になります。日本では、いくつかの「取引所」「販売所」があって、それぞれ、最低取引単価が異なります。

以下は、主要な取引所の最低取引単価の参考表になります。

取引所 最低取引単位 1BTCが25万の場合
の日本円換算(参考)
取引手数料 取引所/販売所
bitflyer(ビットフライヤー) 0.001BTC 250円 0.01~0.15%
取引額に応じて
〇/〇
coincheck(コインチェック) 0.005BTC 1,250円 0% 〇/〇
Zaif(ザイフ) 0.0001BTC 25円 マイナス0.01% 〇/━
BITPoint(ビットポイント) 0.0001BTC 25円 0% 〇/━
bitbank(ビットバンク) 0.001BTC 250円 0% 〇/━

最低取引単価が最も低い取引所では、0.0001BTCから購入が可能ですね。1BTCが25万円とした場合25円です。100円以下からでも購入できちゃうんですね。

どうですか?ビットコイン、100円でも買えるとなったら、グッと身近になったのではないでしょうか。

さて、主要な「ビットコイン取引所」の取引最低単位を確認したところで、次は、いよいよ購入の方法について説明します。

ビットコイン「販売所」と「取引所」について

先に、ビットコインを購入する方法として「取引所」と「販売所」を利用するのが一般的とお伝えしました。ビットコインの入手には、知人から送金してもらったり、マイニング(採掘)という専門的な方法もありますが、ここでは、初心者の方でもわかりやすい最も簡単で確実な「販売所」と「取引所」からの購入について、ご説明していきますね。

「販売所」でビットコインを購入する

販売所とは、文字通りビットコインを販売しているところ。ところと言っても、仮想通貨であるビットコインですから、店舗そのものは存在しません。インターネット上で販売サ―ビスを提供している企業です。

「販売所」のメリットは

    • 「販売所」が提示した購入価格でビットコインを購入、売却をする

*あらかじめ、購入金額が決定しているので安心です。

    • 運営している企業から購入、運営している企業に売却する

*たとえば、bitFlyer(ビットフライヤー)の販売所でビットコインを購入するとしたら、取引の相手はbitFlyerになります。取引相手が明らかなので安心です。

「販売所」のデメリットは

    • 「取引所」で購入するよりも価格が高め

「販売所」は運営会社が所持しているビットコインを販売するので、いわゆる在庫をかかえている状況です。一方「取引所」は、株式取引と似ていて、買いたい人、売りたい人が直接取引するので、仲介がありません(次に詳しく説明します)。よって、「販売所」で販売する価格の方が少し高くなります。

販売所」でビットコインを購入するのは、販売者、価格が明らかで安心だけれど、「取引所」で購入するよりも、価格が高めということですね。

「販売所」ってどこにあるの?

ビットコインの取引所、bitFlyer(ビットフライヤー)とcoincheck(コインチェック)は、「販売所」も運営しています。この2社は、「販売所」と「取引所」を併設しているので、購入方法を都度、どちらか選べます。

最初「販売所」で購入して、慣れたら「取引所」で購入してみるというのも、ひとつの方法ですので、初心者の方は、bitFlyer(ビットフライヤー)かcoincheck(コインチェック)に口座を開設するのがおすすめです。

「取引所」でビットコインを購入する

「取引所」でビットコインを購入したり、売却したりの取引は、顧客どうしのやり取りになります。株式の売買のイメージです。

つまり、購入したい人、売却したい人が注文を出して、売買の希望価格が一致したときに、取引が成立します。

「販売所」で取引するメリット

    • 「取引所」で購入するよりも価格が低め

*株式取引と似ていて、ビットコインを欲しい人、売りたい人が直接取引するので、「販売所」での取引のように仲介がありません。よって、「取引所」で販売する価格のよりも低い価格で取引が行えます。

「販売所」で取引するデメリット

    • 希望価格で売買できるとは限らない

*注文の成立は、購入したい人と売却したい人の価格の一致で決まります。希望価格で注文を出すことはできますが、買い注文を出すときは、ある程度売却したい人の希望価格を考慮する必要があります。
*いくらでもいいので購入する(=成行注文)という注文方法もあります。その場合は、注文時の時価で成立します。

    • 売リたい人がいないと買えない

ビットコインの発行数は限られていて、購入したい人売却したい人がいてはじめて成立します。よって、自分が購入したい額で、売却したい数量があることが前提になります。よって、まとまった数量のビットコインは購入できない可能性があります。

「取引所」と「販売所」価格の差はどれくらい?

ビットコインを「取引所」で購入するより、「販売所」で購入する方が高めといっても、どのくらい違うのか、気になるところですね。

そこで、同じ時間帯にビットコインを購入した場合に、いくらで取引されるのか具体的に見ていきましょう。

今回は初心者でもわかりやすくて、販売所も取引所も運営しているbitFlyer(ビットフライヤー)で購入する場合で説明していきますね。

以下は、2017年6月18日10時頃の価格。販売所でのビットコイン購入価格は1BTC:307,401円と表示されています。
≪販売所での価格≫
hanbaijyo_price取引所/販売所での購入価格(2017年6月18日10時頃)

では、次に、取引所でのビットコインの購入価格を見てみましょう。
302,850円と表記されていますね。

≪取引所での価格≫
torihikijyo_price(2017年6月18日10時頃)

    • 上の2つの図から、同じ時間帯での購入価格を見てみると、

    • 「販売所」購入価格:1BTC=307,401円
    • 「取引所」購入価格:1BTC=302,850円

その、1BTCで、4,551円ということがわかります。

具体的には、
1BTC購入で、4,551円の差
0.1BTCの購入なら、455円程度の差
0.01BTCの購入なら、45円程度の差
ということになります。

購入単位が大きければ、差額も結構大きいですね。

「販売所」と「取引所」、購入方法は覚えてしまえば、難しいことはありません。注文の指定の仕方が少し異なる程度です。なので、どっちで買おうかな、と迷われているならば、個人的には少しでも安く買える「取引所」での購入をおすすめします。

「販売所」でのビットコイン購入方法

では、具体的に、販売所でビットコインを購入する流れをお伝えしていきます。
こちらでは、取引所に口座を開設してあることが前提での説明になります。

今回はbitFlyer(ビットフライヤー)の「販売所」で、注文する場合を例にして、流れをご案内します。「販売所」によって、画面のレイアウトは異なりますが、ビットコインを「販売所」で購入するイメージをつかんでみていただければと思います。

<引用>bitFlyerの取引画面

bitFlyer(ビットフライヤー)にログインする

bitFlyer(ビットフライヤー)サイトのログインボタンをクリック
ログインします。

ログイン画面に登録メールアドレスとパスワードを入力
ログインします。

メニューの「ビットコイン販売所」をクリック

bitflyer_top

メニューにある「ビットコイン販売所」をクリックします。

購入希望数量を入力して注文

bf_hanbaijyo_order

<1>「数量」の項目に買いたい数量を入力します。

※サンプル画面では、「0.01」を入力。右側の枠に日本円参考総額3,045円と表示されています。よって、このくらいに価格で購入できるということになります。
<2>「コインを買う」ボタンをクリックします。

これで、購入手続きは終了です。
カンタンですね。

「取引所」でのビットコイン購入方法

では、次に、取引所でビットコインを購入する流れをお伝えしていきます。
こちらも、取引所に口座を開設してあることが前提での説明になります。

こちらではbitFlyer(ビットフライヤー)の「取引所」で、注文する場合を例にして、流れをご案内します。ビットコインを「取引所」で購入するイメージをつかんでみていただければと思います。

取引所での注文には、指値注文と成行注文があります。
●指値注文:買いたい価格を自分で指定する注文
だいたい現時点での価格を見て、もうちょっと安く買いたいな、と思ったらその買いたい価格で指定します。ただし、注文後、指定した価格まで下がらなければ、注文は成立しません。買えずじまいになる可能性があります。
●成行注文:現時点の時価で買う注文
今の価格の注文なので、売り注文があれば、確実に買えます。現時点での時価ですから、価格が指定できなくても、「販売所」で購入するよりは安く買うことができます。

では、具体的な流れをご紹介します。

<引用>bitFlyerの取引画面

bitFlyer(ビットフライヤー)にログインする

bitFlyer(ビットフライヤー)サイトのログインボタンをクリック

ログインします。

ログイン画面に登録メールアドレスとパスワードを入力
ログインします。

メニューの「ビットコイン取引所」をクリック

bitflyer_top02

メニューにある「ビットコイン取引所」をクリックします。

買い注文をします

≪指値注文の場合≫
bf_torihikijyo_order

≪指値注文の場合≫
<1>「数量」の項目に買いたい数量を入力します。

※サンプル画面では、「0.01」を入力。
<2>「価格」の項目に購入したい希望価格を入力します。
※サンプル画面では、「290000」円を入力。
<3>「コインを買う」ボタンをクリックします。
これで注文完了です。

≪成行注文の場合≫

≪成行注文の場合≫
<1>「数量」の項目に買いたい数量を入力します。
※サンプル画面では、「0.01」を入力。
<2>「コインを買う」ボタンをクリックします。
注文完了です。
「販売所」での注文とほぼ変わりませんね。
カンタンです。

まとめ

  1. ビットコインの通貨単位はBTC
  2. ビーティーシーと書いて、ビットコインと読む
  3. ビットコインの最低単位は1satoshi(サトシ)
  4. 1satoshi(サトシ)は1BTCの1億分の1(0.00000001BTC)
  5. ビットコインの購入は「販売所」と「取引所」で行うのが確実で一般的
  6. ビットコイン取引所の最低取引単位は取引所によって異なる
  7. 現状、最も低い設定の取引所で0.0001BTC(2017年6月現在)
  8. ビットコイン「販売所」「取引所」での購入はカンタン

ビットコインの最低単位にサトシという名前がついているのは、ちょっとかわいい気がしますが、1BTCの1億分の1というのが、ちっちゃすぎてイメージがつきにくいですね。

「販売所」で購入するのも、「取引所」で購入するのも、注文の流れはそう難しくないので、初心者のあなたでも、スグにできちゃいます。1,000円くらいからでも始められますし、ビットコイン所持者になることで、日々の値動きもお楽しみのひとつになるはず。

仮想通貨であるビットコインは、株式取引とは違って、値動きが超アクティブ。小さな投資が現実的に大きな利益を生む可能性があるステージとしても注目されています。

インターネットから生まれたお金。結構な刺激はありますよ。

スポンサーリンク

リップルをおトクに買うなら?

-ビットコインの最低単位・取引最低単位, ビットコインを購入する・売却する, 初心者入門ガイド

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

chart-analysis

長期チャートでビットコインの歴史と価格変動をチェック!今後の相場はどうなる?

ここ数年、ビットコインがメディアのニュースや特集で取り上げられることも多くなりましたね。2015年のマウントゴックス事件、2017年8月、10月の分裂は話題になりましたが、12月に入り、一時1BTC2 …

exchange_icon

【仮想通貨ビットコイン】初心者におすすめの取引所比較ガイド一覧★手数料だけで選ぶと後悔するよ!

仮想通貨で最も流通しているビットコイン。購入したり売却したりの方法はいくつかありますが、取引所を利用するのが最も確実で一般的です。 では、日本国内で安心してビットコイン取引するためには、どこの取引所が …

『Zaifコイン積立』が口コミで評判!メリット・デメリットは?初心者や分散投資におすすめする理由とやり方をご紹介

そろそろビットコインをはじめてみたいと思っているけれど、どんどん値上がりしたりガンガン値下がりしたりで、買い時がさっぱりわからないし、ちょっと怖いなとと思っている方も多いのではないでしょうか。 知人や …

ビットコイン5つの入手方法をチェック!取引所で購入する他、無料でもらうサービスも。

ビットコイン決済ができるお店が増えてきましたね。2017年8月7日から新宿マルイ アネックスでも試験導入されています。 お買物をして、お店のスタッフに、お支払いは「スイカで」「パスモで」というように、 …

入門ガイド

【超初心者向け】仮想通貨はじめてガイド★ビットコインとは?いくらから買える?取引前の基本をわかりやすく解説

はじめまして。当サイト管理者のnatsuです。 こちらは超初心者の方向けにビットコイン・仮想通貨についてのキホンをまとめたページになります。 「ビットコインとは?」「どこでどうやって買うの?」など基本 …