2017年12月22日、仮想通貨の時価総額ランキングにおいて、リップル(XRP)が2位をマークしました。
ビットコインに次ぐ2位、いわゆるアルトコインのトップはイーサリアム。2年以上2位の座をキープしてきたし、当然それが続いていくものを思ってましたが、その固定概念が一気に砕かれました。
2017年12月は仮想通貨の価格の乱高下がすざましく、後半は市場ではやや仮想通貨疲れモードが漂っていましたが、リップルだけは息を保って元気に独走。価格はほぼ20日で10倍にもなりました。
そこで、今回は、時価総額でイーサリアムの座を奪ったリップルの価格高騰の理由と今後の将来性を再び探ってみたいと思います。
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Contents
リップル時価総額2位!イーサリアムと逆転
■仮想通貨の時価総額のランキング
引用: Cryptocurrency Market Capitalizations
上表は仮想通貨の時価総額のランキングを提供している「CryptoCurrency Market Capitalizations(クラプトカレンシーマーケットキャップ)」のサイトの画面です。1位ビットコイン、そして2位にリップル。実に新鮮見栄えです。
※追記:1月10日この記事を書いた後、リップル現状3位となっています
リップルは時価総額が約10兆2000億になり、2位を君臨し続けたイーサリアムの約7兆4000億と比較すると3兆程度高くなっています(2017年12月31日現在)。
ちなみに12月上旬はリップルの時価総額は1兆円台で4位でした。ほんの20日前のお話です。
リップルの特徴と詳細については別の記事に書いてありますので、そちらをご覧ください。
リップルの特徴の詳細はこちら
仮想通貨の時価総額は、「仮想通貨の価格×発行数量」で算出され、「時価総額が大きい=市場で関心度が高く、注目されている」というひとつの指標です。
20日たらずで時価総額が10倍になるなんて、仮想通貨の成長スピードは光のごとくです。
では、具体的に2017年のリップル(XRP)の市場価格の推移をおさらいしておきましょう。
【2017年12月】リップル(XRP)チャート
チャートでリップルの価格を追ってみると、2017年12月30日に280円をリーチ。その後、31日にかけて調整中といった感じです。
もう少し広い時間帯でチェックしてみましょう。
12月10日は27円前後だった価格が、12月30日に一時280円まで急騰。20日間で最高値でほぼ10倍の価格に急成長しました。
20日で10倍ということは、
- 1万円⇒20万円
- 10万円⇒200万円
- 100万円が2000万円
何と魅力あふれるシュミレーション。しかも20日間ですから、ね。
この12月にリップル長者になった方もいるでしょう。やはり仮想通貨ドリーム、憧れちゃいます。
なので、気になるのはこれからの相場ですよね。そもそも、他の仮想通貨が疲れちゃってるのに、リップルはなぜ元気なのでしょうか。
リップルは10倍に高騰したといっても、まだ100~200円台。1万円あれば50XRP以上買えます。1年前1000円程度だったイーサリアムは、現在8万円前後。1年で80倍になりました。1年後の2018年の年末にリップルでそんなドリーム体験ができるなら、仕込んでおきたいところですね。
そこで、今回の急騰理由を検証して、今後の可能性を探ってみたく思います。
リップルの価格高騰の理由
リップル(XRP)は、リップル国際送金システム内で流通する通貨です。その、リップル国際送金システムについて、世界中の大手金融機関がその可能性を注目していて、既に具体的なテスト段階に入っています。
2017年12月からのリップル(XRP)の値上がりは、その地に足の着いた可能性がベースとなっていることは間違いないでしょう。
その可能性とは、簡単には以下のとおり
- リップル国際送金システムの優位性
- リップル社は既に世界の金融機関と提携
- 日韓金融機関XPR活用に向けて送金実験開始
- ビルゲイツ慈善事業団体とリップルが提携開発
こちらのリップルの詳細と現状の可能性ついては、リップルとは?という詳細を含めて前回の記事にまとめてありますので興味がありましたらチェックしてみてください。
話が少しそれましたが、今回の20日間で10倍に急騰した理由についてに戻ります。
12月後半からの高騰の理由としては、上記の可能性や好材料がメディアやSNSで露出されたことによるところが大きいのではないかと推測します。
そのメディアやSNSで露出された好材料とは以下の4つがあげられます。
- 高騰理由1)「コインベース」上場への期待
- 高騰理由2)リップル社がほのめかす大手企業2社提携への期待
- 高騰理由 3)カード業界と連携ニュース(12月27日付日経新聞)
- 高騰理由 4)リップルCEOがTV出演で注目(12月28日付日経新聞)
- 高騰理由5)実績ある投資家がリップルを買っている
では、ひとつひとつ見ていきましょう。
高騰理由1)「コインベース」にXRP上場への期待
Twitter上で、リップル(XRP)が米国最大手の仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)に来年早々にも上場するらしいという噂が広まっています。
まだ、正式な発表はないものの、Twitter情報では、Coinbase(コインベース)の準備サイトにXRPが追加されている様子の動画があり、信憑性が濃くなってきている様子も。期待感で盛り上がりをみせています。
直近ではビットコインキャッシュがCoinbase(コインベース)に上場した際、価格が急騰した場面が記憶に新しいところ。
噂が本当になれば、爆あげコースになることは間違いないと思われます。噂が本当になればいいですね。
#XRP新着 号外!Coinbaseと連絡を取り つぎのことを確認しました。
1月8日:Ripple (XRP) 売買開始
1月15日: Stratis (STRAT) Dash (DASH) 売買開始 https://t.co/yLmeuSbz7t
— ジージ@泉南OLD リップルらぶ (@bitbit_ojin) 2017年12月26日
高騰理由2)リップル社がほのめかす大手企業2社提携への期待
リップル社のチーフ・クリプトグラファー(暗号研究者)であるDavid Schwartz(デイヴィッド・シュワルツ)氏が、リップルに関する情報掲示板(リップルチャット)で、「名が知れた大企業とのパートナシップを2つもっている」という内容を語り、そのことで期待感が膨らんでいます。
その2社のひとつにはAmazonだとの声も多く、本発表された暁には、強力な好材料となると思われ、リップルの価値や価格に大きな影響を与えることになるでしょう。
一両日中にも発表するとの噂もあるので、発表されたら追記しますね。
高騰理由 3)カード業界との連携ニュース(日経新聞12月27日)
12月27日付の日経新聞WEB版に、SBI傘下のSBIリップルアジアとJCBが中心となり、ブロックチェーンを活用した技術などの活用に向けて連合体を発足したと報じられました。参加企業はジェーシービー(JCB)や三井住友カード、クレディセゾンなどカード会社大手。
既にリップルのシステムが実用レベルでの準備がすすめられていることをうけ、ここは憶測ではなく地に足についた具体的な好材料のひとつと考えられます。
参考:日経新聞WEB版2017年12月27日 SBI、ブロックチェーン活用でカード業界と連携
高騰理由 4)リップルCEOがTV出演で注目(12月28日)
12月28日、CNBCでリップル社のCEOがTVに出演。生放送でXRPが銀行間送金に利用されることを伝え、注目度が高まりました。
XRPに急激に注目が集まっている理由は、リップル社のCEOがテレビの生放送でXRPが銀行間送金に利用されるものだとはっきり言ったからです。ブルームバーグでも同じことを言いました。
Ripple CEO Explains Why His Digital Currency Can Transform Banking | CNBC https://t.co/DUYnWHgt3U
— GiantGox (@GiantGox) 2017年12月29日
高騰理由5)実績ある投資家がリップルを買っている
ネットビジネス界の頂点に立ち、今や投資家となった与沢 翼さん。年1億づつ使っても一生働かなくてもいいくらいの資産をお持ちという彼が、手持ちのビットコインを全て売却してリップルに乗り換えているようです。
Twitterでは、「相場全体が上がったら、xrpは300円を超えるだろうね」とツイートしてますね。
今また調整入ったけどね、もし相場全体が上がったら、xrpは300円を超えるだろうね。他が全て売られても下げないし、上げられる力がある。今日はそれを説明してきた。あとは時が経過するのを待つしかない。
— 与沢 翼 (@tsubasa_yozawa) 2017年12月30日
常に誰よりも勉強している与沢 翼さんの行動は素人の指標になる、と思われる方も多いのではないでしょうか。私も参考にしていたりします。額は圧倒的に違いますが(^_^;)
リップル今後の将来性について
ここまで、時価総額が2位になったリップルの急騰理由について探ってきました。
そこで、肝心な今後の将来性についてですが、既に大手金融機関、大手企業の間で送金システムのテストが行われていて、コスト削減が見込まれている取組みがあるので、そう遠くないタイミングで実稼働レベルになると思われます。(あくまで予測ですが)
そうなれば、コインの価値が上がり、当然、価格も上昇してくることでしょう。
リップルは、来春開業予定の仮想通貨取引所「SBIバーチャル・カレンシーズ」や「Digital Asset Exchange(仮)」での取り扱いも予定されているようですので、そうなれば、リップル取引をしり投資家がさらに増えてきそうです。
参考:APPTIMES 仮想通貨「リップル(XRP)」過去最高値更新!10ヶ月で150倍以上(20171215)
先に書きました、高騰理由の噂レベルのふたつ、「コインベース」XRP上場と大手企業提携2社発表の件も、火のない所に煙があがっているわけではなさそうですので、本当に上場されたり、大手企業と提携ということになれば、一時的には爆発の局面を見れるかもな、とも思います。
これだけ技術や資本で好材料が集まっている仮想通貨もなかなかないのでは?と思っていまして、個人的には、100円~200円台は押し目で買って、半年以上ホールドしたい通貨です。
実際、下がった日にちょこちょこ買って、現在ほぼ200XRP保持。1年間ホールドして2018年年末の状況を見てホクホクしてみてい、なんて思っております。
与沢 翼さんもビットコインを全売却してリップル(XRP)を購入している、というのはなかなか励みになるニュースです。
トレードをやられている方は、振れ幅が大きいところを狙って利確を繰り返してもいいかもしれませんね。
私は買い増しながらホールド派です。
<注>当記事の予想は様々なニュースをもとにしてはおりますが、あくまで個人的な見解です。絶対あがる保証はありませんので、参考のひとになればと思っています。仮想通貨はハイリターンを期待できますがその分ハイリスク。そのあたりは自己責任でお願いしますね。
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2018年1月27日追記
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まとめ
- 仮想通貨時価総額2位の座にリップル!イーサリアムは3位ランクダウン!
- 2017年12月にリップル(XRP)は一時280円超
- リップルの価格高騰の理由
- 高騰理由1)「コインベース」にXRP上場への期待
- 高騰理由2)リップル社がほのめかす大手企業2社提携への期待
- 高騰理由 3)カード業界との連携ニュース(日経新聞12月27日)
- 高騰理由 4)リップルCEOがTV出演で注目(12月28日)
- リップル今後の将来性について
- 将来性1)送金システムの実用化で一気に価値が上がる可能性
- 将来性2)来春開業予定の仮想通貨取引所での取り扱いで投資家が増加見込み
・SBIバーチャル・カレンシーズ
・Digital Asset Exchange(仮) - 将来性3) コインベース上場する場合は一時的な爆あげも
何となく、リップルに関しては、技術た資本の動きが現実的で、今後、仮想通貨部門にスターになるのではないかと勝手に思っています。
2018年は、手持ちのリップル(XRP)に加え、下がった日に買い増しをして、一時的な下げに負けない心で、1XRP1,500円(本音では5,000円)まで待つつもりです。
リップルの好材料について以下の記事にも書いています。よかったら読んでください。
仮想通貨リップルRipple(XRP)今後の価格は?日本円チャートとニュースで見る将来性!
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