2017年4月に「仮想通貨法」で取引所の登録制が義務化されました。これによって無登録でサービスを提供できなくなりましたが、この制度開始から6ヶ月間、登録猶予がありまして、実際はほぼ6ヶ月、登録完了した取引所が1件もない状況が続いていました。
が、猶予の期限がそろそろという9月29日、金融庁が正式に「仮想通貨交換業者」11社の認可登録をしました。やっと、といった感じです。
追記:2017年12月に認可業者5社追加となり、全16社になりました。(2018年1月22日)
追記:2020年12月現在、全25社になりました。(2021年1月25日)
これで、取引所選びにおいて、まずは「登録事業者」であるという最低限の見極めがしやすなりましたね。\めでたし/
そこで、今回は、金融庁に正式登録となった「仮想通貨交換業者」25社とガイドラインをチェックしておきましょう。
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金融庁に登録した「仮想通貨交換業者」25社
ビットコインをはじめとする仮想通貨の取引所、どこにしようか、と迷ったら、まず、金融庁に登録してある事業所であるかどうかの確認を。
管轄 | 登録番号 | 仮想通貨交換業者 |
関東財務局 | 関東財務局長 第00001号 |
株式会社マネーパートナーズ |
関東財務局長 第00002号 |
QUOINE株式会社 | |
関東財務局長 第00003号 |
株式会社bitFlyer(ビットフライヤー) | |
関東財務局長 第00004号 |
bitbank(ビットバンク)株式会社 | |
関東財務局長 第00005号 |
SBIバーチャル・トレード株式会社 | |
関東財務局長 第00006号 |
GMOコイン株式会社 | |
関東財務局長 第00007号 |
フォビジャパン株式会社 | |
関東財務局長 第00008号 |
BTCボックス株式会社 | |
関東財務局長 第00009号 |
株式会社ビットポイントジャパン | |
関東財務局長 第00010号 2017年12月1日登録 |
株式会社DMM Bitcoin | |
関東財務局長 第00011号 2017年12月1日登録 |
TaoTao株式会社 | |
関東財務局長 第00012号 2017年12月1日登録 |
エフ・ティ・ティ株式会社 【販売所】bitgate(ビットゲート) |
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関東財務局長 第00013号 2017年12月26日登録 |
株式会社BITOCEAN | |
関東財務局長 第00014号 2019年1月11日登録 |
コインチェック株式会社 | |
関東財務局長 第00015号 2019年3月25日登録 |
楽天ウォレット株式会社 | |
関東財務局長 第00016号 2019年3月25日登録 |
株式会社ディーカレット | |
関東財務局長 第00017号 2019年9月6日登録 |
LVC株式会社 BITMAX |
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関東財務局長 第00018号 2019年11月27日登録 |
株式会社LastRoots | |
関東財務局長 第00019号 2019年12月24日登録 |
FXcoin株式会社 | |
関東財務局長 第00020号 2020年3月30日登録 |
オーケーコイン・ジャパン株式会社 | |
関東財務局長 第00021号 2020年7月7日登録 |
コイネージ株式会社 | |
関東財務局長 第00021号 2020年9月8日登録 |
Payward Asia株式会社 | |
関東財務局長 第00022号 2020年9月23日登録 |
CoinBest株式会社 | |
近畿財務局 | 近畿財務局長 第00001号 2020年9月23日登録 |
株式会社Zaif(ザイフ) |
近畿財務局長 第00003号 2017年12月1日登録 |
株式会社Xtheta(シータ) |
2018年3月7日現在 上記16社になります。
追記:2021年1月25日現在上記25社になります。
安心して取引できる場所が増えれば、ユーザーは自分に合うお好みの取引所を自由に選べて便利。たくさん流通できるよう、使える場所がもっと増えてるといいですね。
ところで、登録業者はどうして安心なのでしょうか。ここで、「仮想通貨交換業者」の登録条件も確認しておきましょう。
金融庁「仮想通貨交換業者」の登録条件(ガイドライン)
条件としては、以下の4つ。
- 資本金の額が1,000万円以上であること
金融商品を扱う業者にしては少々ゆるい感じが気になりますが。。。 - 純資産額が負の値でないこと
- 利用者資金の分別管理義務
登録利用者が預ける資金と取引業者の運営資金とは分けて管理する - 外部監査の義務
監査法人や公認会計士による監査が義務付け
登録条件はそんなに厳しくないルールという印象ですが、顧客が安心して取引ができる最低限の環境は守られる内容です。悪徳業者のような振り込んだけれど、取引ができない、お金が引き出せないなどの危険はきわめて低くなります。
実際、登録申請をクリアした事業者11社は、いづれも大手かベンチャーで資金の調達能力が高いと見受けられます。資本金がある程度あって、ビジョンに向かって動きのある事業者といえそうです。
登録業者かどうか、ビットコインや他の仮想通貨の取引が安心して行えるかどうか、の見極めのポイントになりますね。
金融庁「仮想通貨交換業者」の登録条件について詳細記事はこちら
初心者におすすめの「仮想通貨交換業者」
今回は金融庁に登録された「仮想通貨交換事業者」をご紹介しました。でも、実際、その中でどの登録事業者がよいのか、特に初心者の方は迷いますね。
初心者におすすめの取引についは、資本金、取引量が多く、運営会社のバックボーンがしっかり整っている事業者がおすすめです。
初心者におすすめの取引所について、詳しく書いた記事がありますので、興味がありましたら是非、ご一読ください。
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