2017年4月7日よりビックカメラの都内2店舗(有楽町店・ビックロ新宿東口店)でビットコイン決済が導入されました。
ビットコインは怪しい、怖い…。そんなイメージを持つ人がまだ多いかもしれませんが、ビックカメラのような馴染みのある量販店で活用されるようになったりすると、何となく「え、そうなの?」「へぇ」なんて気になってきませんか?
そこで、私が身銭ならぬ身ビットコインを切って、お買いものをしてきましたので、今回はその使い勝手と決済の流れををお伝えします。
スポンサーリンク
Contents
ビックロ新宿東口店でビットコイン決済を使ってみた!
現在ビックカメラでビットコイン決済が可能なのは、有楽町店とビックロ新宿東口店の2店舗。そこで、今回、ビックロ新宿東口店でお買い物を体験してきました。
iPhone7用の液晶保護フィルム1,382円(税込)を購入!
購入したのは、iPhone7用の液晶保護フィルムBKS12IP7F(3D曲面ノーミスフィルム 反射防止)ビックカメラオリジナルブランドで、価格は1,280円(税込1,382円)のもの。気泡が入らずにカンタンに貼り付けられると書いてあるので、なかなかよさそうだな、と(^_^;)
商品を手にして、早速、ビットコイン決済取扱いレジへ。
ビットコイン決済取扱いレジは、精算カウンターに「bitcoin」のロゴマークがついているのでスグに分りました。
「ビットコインでお願いします」
レジのスタッフの女性に声をかけると、
「あっ、少々お待ちください」と隣のスタッフや後ろのスタッフへ「ビットコイン」決済のヘルプ合図をするも、皆、首を振っていたところ、詳しそうな男性スタッフが登場。笑顔で対応していただきました。
スタッフの方がタブレット端末に金額を入力して、画面のQRコードをスマートフォンなどで読み込んで決済しました。
税込1,382円、ビットコイン換算は?
商品代金1,382円(税込)
に対し、
商品のビットコイン価格は、0.00593ビット
購入時のレートは1ビット232,715円でしたので、時価で換算された計算になります。
時価レートの計算というのはちょっと刺激的。
海外でユーロやドルを買物をすると、カード決済時点でのレートで日本円換算されて支払うことになりますが、まさにそれがリアルタイムに行われる感じですね。
例えば、1ヶ月前の4月20日は1ビット130,000円前後でした。なので4月20日に同じ商品を購入したら、ビットコインでの支払に0.01ビット以上必要だったことになります。
逆に、高値260,000円前後をつけた今日は、時価250,000円で計算して同じ商品が0.0552ビットで購入できたことになります。昨日よりもちょっとおトクに買えるということになります。
???
ちょっとわかりづらいかもしれませんね。
比較表にしてみると、以下のような感じ。
小難しいことはどうでもいいから、ビットコインで払うのは、トクなの?損なの?
そんな声も聞こえてきそうです。
シンプルにお伝えすれば、
あなたがビットコインを購入したとして、その購入価格よりも値上がりしている時に、ビットコインでお買い物すれば、おトクになり、値下がりしている時に買えば、ちょっと損をするということです。
海外旅行の為替レートと一緒と思えば、カンタンですね。
担当のスタッフさんは、決済が終わると、
「利用額は1回の支払いで最大10万円分までで、現金と同率の10%のポイントがつきます」
とまた笑顔。
いい感じでお買いものできました。
ビックカメラでビットコイン決済をする条件
では、次に、ビットコイン決済のための準備についてお伝えします。
ビックカメラのビットコイン決済は、ビットコイン取引所を運営しているbitFlyer(ビットフライヤー)との提携にて展開しているので、ビットフライヤーのシステムを採用しています。
ビットコイン取引所って何?という方のために簡単に説明しますと、ビットコイン取引所とは、ビットコインの売買を行うプラットフォームのこと。株式を取引するために株式取引所がありますが、まさにそんんな感じ。ビットフライヤーはビットコインの売買や販売を行っている会社です。
ビックカメラでビットコイン決済を利用するにあたり、ビットフライヤーに口座開設後、日本円を入金してビットコインを購入済であることが条件となります。
また、購入端末となるスマートフォンなどに、お財布アプリ「bitFlyer ウォレット」あらかじめダウンロードしておく必要があります。
ちなみにビットフライヤーに口座開設は無料です。
●ビットフライヤーのサイトを見てみる
●「bitFlyer ウォレット」について詳しくはこちら
ビットコイン決済の流れ(お買いもの方法)
では、次に、決済はどんな感じですすむのかをお伝えします。アプリの使い方になります。
【1】「bitFlyer ウォレット」のアイコンをタップ
画面上に「bitFlyer ウォレット」のアイコンをタップします。
【2】Payをタップ
画面メニューのPay(紙飛行機のアイコン)をタップします。
【3】送金をタップ
上部メニューにある「送金」(赤字)をタップします。
【4】「QRコードをスキャンして送金」をタップ
画面下部にポップアップで登場するメニューの「QRコードをスキャンして送金」をタップします。
【5】店舗の端末に表示されたQRコードを読み込む
店舗の担当者がタブレット端末に金額を入力すると、画面にQRコードが表示されるので、スマートフォンなどでコードを読み込みます。
【6】金額を確認して送金をタップ
日本円がビットコイン換算され金額が表示されます。間違いがなければ、最下部の[送金]ボタンをタップします。これで、送金ができました。
お買いもの完了後の確認
レシートでチェック
お馴染みビックカメラの領収書兼レシート。支払い項目にビットコインとありますね。商品代金は日本円で記載されています。ポイントも10%しっかりついています。そう、ビットコイン決済も通常決済と同じスタイルで、自動的にポイントがつくしくみになっています。
支払完了メールでチェック
ビットフライヤーに登録してあるメールアドレス宛てに、支払い完了メールが届きます。間違いがないかチェックしましょう。
「bitFlyer ウォレット」でQRコードが読めない時は設定をチェック!
ところで、「bitFlyer ウォレット」をお店で使う場合、QRコードが読めないなんてことがあるかもしれません。
というか、私がこれをやらかしまして、スマートに支払うつもりが、QRコードにスマホをかざしても、ちっとも読んでくれない…。ちょっとカッコ悪い感じのはじめてのお買いものになってしまったんですね。
原因はアプリの設定でカメラがOFFになっていたから。なので、もしQRコードを読めない!と思ったら、焦らずに、設定をチェックしてみてくださいね。これさえやっておけば、あなたもビットコインでスマート決済です!(アプリをダウンロードした際のデフォルト設定はOFFなので、まずはONにして準備しましょう)
念のため、設定の確認方法をお伝えしておきますね。
【1】スマホ画面の設定をタップします。※iPhoneでの設定説明になります
【2】設定のアプリの中から「bitFlyerウォレット」のアイコンをタップします。
【3】カメラをONにします。
まとめ
- ビックカメラでビットコイン決済ができるようになった
(今のところ有楽町店とビックロ新宿東口店のみ/2017年5月現在) - 決済の条件は、
- ビットコイン取引所「ビットフライヤー」に口座があること
- スマホなどの端末に「bitFlyer ウォレット」アプリをダウンロードしておくこと
- 決済は購入時のビットコイン時価で換算
- 決済の流れはクレカくらいカンタン
- ビットコイン決済をするだけで通常ポイントがつく
- 決済が完了すると、登録アドレスにメールで確認できる
家電量販大手のビックカメラで導入したビットコイン決済。今回、ビックロ新宿東口店にて、お買いもの体験をしてみまして、スイカやパスモほどピッピッといかないまでも、クレジットカード決済程度の手間と時間でお買いものをすることが出来ました。むしろサインが必要な場合のクレカ決済よりは手間がかかりません。
ビットコインは価格変動は激しく安定貯蓄とはいえないけれど、現時点では超値上がり中。個人的に0.2ビット弱を保有するのみではあるけれど、既に、買った価格の倍以上に跳ね上がっています。
これから買うのは怖いと思う方は多いかもしれませんが、楽天をはじめ大手ショップが、お買い物時にビットコインもポイントも両方付与するしくみもあったりするので、もらったビットコインを貯めることから始めるというのも賢いかもしれません。もらったビットコインが超値上がりするというような夢物語もなきにしもあらず。
ところで、モバイルSuicaにApplePay。おさいふケータイ大活躍の2017年です。そして今回ビットコインウォレット。リアル財布を持ち歩かない日がやってくるかも、と思うこの頃。古い財布を使いながら買う気がしないのは、そんな予感からかもしれません。
ビットコイン決済。ネット時代の新しい決済手段として、その成長を応援しながら見守りたくあります。
スポンサーリンク