ビットコインが100万円を超えてから、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)たちの値動きも活発になっていますね。
そんなアルトコイン市場で、仮想通貨の価値と人気の指標となる「仮想通貨時価総額ランキング」で常に上位をキープしているのがリップル。ビットコインに次ぐ仮想通貨といわれているイーサリアムの2位は不動ですが、リップルは常に4位前後に登場している人気ぶりです。
※追記:2017年12月後半から状況が激変!リップル価格高騰とともに一時、時価総額2位にラックアップその後、3位となっています。(2018年1月10日)
12月の高騰理由についての記事はこちら
また、リップルは世界的なIT企業Google(グーグル)社が出資した通貨としても知られているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
そこで、今回は、常に時価総額上位をキープしている「仮想通貨リップル(Ripple)」について書いていきます。リップルとは何?今後の価格はいくら?など、日本円チャートとニュースをピックアップしながら将来性を探っています。
では、まずは、リップルの時価総額からおさらいしていきましょう。
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Contents
リップルの時価総額の現状
■仮想通貨の時価総額のランキング 引用: Cryptocurrency Market Capitalizations
仮想通貨の時価総額のランキングを提供している「CryptoCurrency Market Capitalizations(クラプトカレンシーマーケットキャップ)」のサイトをチェックすると、1位ビットコイン、2位イーサリアムは常に不動ですが、リップルは時価総額が992,6772,907ドル(約1兆284億)で4位(2017年12月2日現在)現在、市場価格は日本円で28円前後で、発行量は約3862万XRP程度となっています。<追記>リップルは現在、3位。価格は250円前後となっています。(2018年1月13日)
▼仮想通貨の時価総額のランキング(2017年12月30日時点)
年末~1月7日、リップルは一時的に時価総額ランキング2位にランクアップしました。その後は3位になっています。↓
▼仮想通貨の時価総額のランキング(2018年1月13日時点)
引用: Cryptocurrency Market Capitalizations
仮想通貨の時価総額とは、「仮想通貨の価格×発行数量」で算出されますが、「時価総額が大きい=市場で関心度が高く、注目されている」と考えられています。
1,000以上あるといわれている仮想通貨の95%は詐欺と言われている現状の中で、リップルは日本の取引所が続々と取扱いをはじめているのも興味深いところ。2017年11月からGMOコインも新しく取引をはじめ、2018年2月からはビットポイントも取扱い予定を発表しています。
ちなみに、リップルを取り扱っている日本の取引所は以下になります。
- 【GMOコイン】
手数料が安くて取引がカンタン! - DMM Bitcoin (リップルはレバレッジ取引で対応)DMMグループ傘下。ローラちゃんのCMでお馴染み。口座開設で1000円もれなくもらえるキャンペーン中!
- bitbank(ビットバンク) 取引所スタイルで取引ができるから手数料や安い!指値もできる!
ビットバンクの評判とメリット・デメリットについてはこちらから< - ビットトレード トレードに強い!レバレッジ最大20倍
仮想通貨市場で時価総額4位2位ですと、かなり、その価値を支持する人たちが多いということになります。では、どうして多くの方に支持されるのでしょうか。それは、リップルの特性と将来性といえるかもしれません。何のことだかわかりませんね。では、ひとうひとつ詳しく見ていきましょう。
仮想通貨リップル(Repple)とは?
リップル(Repple)は、通貨そのものの名前ではありません。
えっ、じゃ、何なの?と思いますね。
リップル(Repple)は、Repple,inc.(リップル株式会社)が開発、提供する国際送金の分散型金融ネットワーク「リップル・トランザクション・プロトコル(
このリップル内の取引で使われる通貨がリップルコインという名称で「XRP」と表記されます。
よって、本来ならば、仮想通貨としては「XRP(リップルコイン)」と呼ばれるはずなのですが、国際送金システムネットワークの名称「リップル」がそのまま仮想通貨の銘柄名として広まっているのが現状です。日本の取引所では「リップル)XRP」を銘柄名として使っている事業所が多いですね。
そこで、気になるのが「リップル」の価値です。
だいたい、国際送金システムって何?Googleが出資するくらい価値があるの?と思ってしまいます。
結果から言えば、国際(外国為替)送金上、メリットがあり、十分価値があるといえます。
リップル国際送金システムについて
リップルのネットワークでは、下図のように仮想通貨リップルコイン(XRP)という通貨を使って、世界の通貨と直接取引ができるしくみになっています。
世界各国の通貨は、海外送金する時に国の通貨に両替する必要がありますが、リップル国際送金システムネットワークよりリップルコインで送金することで、時間も費用も節約することができます。
リップル国際送金システムで送金するメリットは以下のとおりです。
- 両替手数料がかからない
- 送金に時間がかからない(ほぼ即時送金が可能)
- 送金手数料が安い
海外送金をするうえで、
- 【通常】は、高い、遅い、面倒くさい(両替がある)
- 【リップルシステムサービス経由】は、早い、安い、簡単
ということで、現時点ではまだリップルシステムをサービスとして活用するためのテスト運用段階でありながら、既に、世界の金融機関はリップル社のシステムのポテンシャルに目をつけ、実際、約100社の金融機関がリップル社と提携をしています。
リップル社のスタッフがTwitterにツイートしています!
RippleNetへの参加金融機関が100社を突破しました! https://t.co/vFIQrQULGM
— Emi Yoshikawa (@emy_wng) 2017年10月10日
世界の金融機関が支持するリップル(Ripple)の構想は、公式動画で公開されています。
リップル(Ripple)は特定の通貨に依存しないため、送金する側もされる側も、自分たちの都合の良い通貨を使い続けることができます。両替の面倒もありませんし、送金手数料も安いとなると、ビジネス運用上のコストをかなり節約できることになります。しっかりとしたシステムが確保できることが確実になれば、企業が参入しない理由はないといえますね。
リップル社は既に世界の金融機関と提携
現在、世界の大手企業がごぞってリップルの決済システムに導入を検討し、提携しています。
【リップルのメンバー抜粋】
引用:Repple(リップル)公式サイトより
世界でも名だたる企業がリップル(Ripple)を支持しています。
【海外の動き】世界有数のメガバンクである、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ、カナダロイヤル銀行などが、リップル(Ripple)を採用したインターバンクグループを結成を公表しています。
【日本の動き】リップル(Ripple)を採用した国内外為替一元化に向けて、コンソーシアムが設立され、日本の金融機関40行以上が参加しています。
参加企業は、以下のとおりです。
- 住信SBIネット銀行
- みずほフィナンシャルグループ
- 三井住友信託銀行
- りそな銀行
- イオン銀行
- セブン銀行
- 他30行以上
ビットコインとリップルの主な違い
リップルの通貨としての特徴を整理するには、ビットコインとの違いを比較するのが最もわかりやすいかもしれません。
項目 | ビットコイン | リップルコイン |
通貨単位 | BTC | XRP |
発行上限 | 2100万BTC | 1000億XRP |
最小単位 | 0.00000001BTC =1satoshi(サトシ)と呼ぶ 1サトシは1BTCの1億分の1 |
0.000001XRP =1drop(ドロップ)と呼ぶ 1ドロップは1 XRPの100万分の1 |
管理者(中央銀行や組織) | 不在 | リップル社 |
主な活用目的 | 決済取引 | 国際送金システムリップル(Repple)内で使うブリッジ通貨※ ※ブリッジ通貨:国際通貨間の取引をつなぐ共通通貨のこと。 |
発案者 | ナカモトサトシ(不明) | ライアン・フッガー(Ryan Fugger) |
リップルの国際送金システムサービスの中で使われるリップルコイン(XRP)、仮想通貨の特徴として管理者不在というのがありますが、リップルは例外。リップル社が提供するサービス内で使う通貨になりますので、事実上運営は管理されているカタチになります。
そんなリップル、気になるのが今後の将来性です。
ニュースから予想するリップルの将来性
既に100社以上の参加メンバー企業と提携するリップル社。開発やサービス構築についてのその動きはニュースでも頻繁に確認できます。
アップル社Apple Payにリップル機能採用の可能性(4月16日)追記
アップル社が自社の支払サービスApple Payで、RippleのInterledger Protocol(ILP)の拡張機能である「Payment Request API」採用の可能性を伝えるニュースが各メディアで発信されました。
世界金融大手5社がリップルネットに加盟(2月21日)
2018年2月21日のブルームバーグの記事によると、中南米大手銀行2社とブラジル、シンガポール、カナダの送金会社がリップルネット加盟を発表したことを伝えています。リップルネットは、ブロックチェーンを使った送金決済システムで、既に100社が加盟。今回さらに5社が追加となりました。
リップルネット加盟した2社の大手金融銀行と3社の送金会社
- 【銀行】ブラジルのイタウ・ウニバンコ(Itau Unibanco Holding SA)
- 【銀行】インドのインダス・インド銀行(IndusInd Bank Ltd)
- 【送金会社】ブラジルのビーテック(Beetech)
- 【送金会社】シンガポールのインスタレム(InstaReM)
- 【送金会社】カナダのジップ・レミット(Zip Remit)
リップル決済システムが世界中で広がりつつありますね。
リップル社Money Gram社と提携!(1月12日)
2018年1月11日のブルームバーグの記事で、マネーグラム社がリップルとの提携を発表したことを伝えています。今まで以上に迅速な送金技術を実現するために採用した模様。これはスゴイニュースですね。
マネーグラム社は世界200ヶ国以上で約60兆円もの送金を扱う世界第2位の送金業社。全世界でも名だたる企業が提携しています。
↓Twitter上にマネーグラム社と繋がっている企業のツィートがありました!
マネーグラムと繋がってる企業。『世界』でリップルが使われる事が現実となる。 pic.twitter.com/wWgBmQxPZG
— MONEY PRESS2.0 (@MONEYPRESS2_0) 2018年1月11日
いよいよ、リップルがテスト段階を超えて、現実的実装レベルまで成長したともいえます。
リップル高騰!日韓金融機関XPR活用に向けて送金実験開始
2017年12月13日の日経新聞に、SBIホールディングス傘下のSBIリップルアジアを中心に61の金融機関で、リップル社のブロックチェーンを活用して送金実験がスタートしたことが報じられました。
このニュースによりXRP(リップル)が急騰。それまで20円台を推移していた価格が2日で2.8倍になり、まだまだ強気な相場が続いています。
それもそのはず、記事によれば、ゆくゆくはXPR通貨の活用を目指していて、来春の実用もにおわす内容。リップルの期待値がグングン上昇中です。
実用化すればコストが3割ダウンさせることができるということなので、普通に考えれば実用化しない理由はないですね。
【リップル急騰要因】日経7面より。
「日韓金融機関によるXRPを活用した送金実験を開始。」 pic.twitter.com/PAgxfc2N95
— なかまてぃ (@Naka0_Shinjuku) 2017年12月12日
それにしても、2日でほぼ3倍はスゴイですね。でも、実用化が本格化すれば3倍なんてもんじゃないでしょうね。来春が楽しみ。個人的には価格が落ちた日に拾っておきたいコインNo.1です。
リップル実用化準備着々(2018年1月4日読売)
【1月4日追記】読売新聞一面に、リップルの送金技術の実用化に向けての記事が掲載されています。一気に値上がりしたといってもまだ300円台。もしかして成長はこれから?
↓Twitter上でもこのニュースは話題です!
【リップル300円越え高騰の理由】1月4日の読売新聞の一面と七面にリップルとSBIが進める送金技術についての記事が載りました。大事な部分に赤線引いてますので是非読んでください。リップルは今後上げ材料が控えてますので今のうちに買っておきましょう。#リップル #XRP #ripple #SBI pic.twitter.com/qiKrOlwOHW
— 偽わたなべ@リップル (@9VHjbpzSZGynB7n) 2018年1月3日
ビルゲイツ慈善事業団体とリップルが提携開発
2017年10月に、リップルは、マイクロソフト創始者のビルゲイツが立ち上げた慈善事業団体「ゲイツ・ファウンデーション」とともに、オープンソース決済プラットフォーム「Mojaloop(モジャループ)」を開発を公表しています。
その様子はTwitterにアップされています。
↓↓↓
.@gatesfoundation announcing mojaloop.io: open source interoperable payments for financial inclusion, built on @Interledger #Sibos2017 pic.twitter.com/F64f4kCSsw
— Interledger Protocol (@Interledger) 2017年10月16日
Mojaloop(モジャループ)は、顧客、金融機関、政府機関、販売社ををつなぐサービスを提供するそうです。これはリップル(XRP)保有者にとっては好材料ですね。
リップル(XRP)は現在300円代。今後の価格は1000円とも2000円とも言われています。実際、リップルの国際送金システムが正式にリリースされ、世界中の金融機関で使われるようになれば、そのサービス内で活用するブリッジ通貨であるリップルコイン(XPR)の価値がググっと上がることは十分想像できます。
リップル(XRP)長期チャートで見る相場推移
リップルは2014年から0.5円~3円程度で推移していましたが、2017年5月、三菱東京UFJ銀行が2018年からリップルを採用した送金サービスの提供の発表を受け、急騰、一時40円超の価格までつけました。
その後、20円台で落ち着いていました。
2017年10月から11月の推移は、ビットコインの急騰に便乗して仮想通貨全体の注目度が高まったこともあり、一時、約34円まで上昇、再度、25円~30円で調整中といった感じでした。
そして、2017年12月に入り、3日で約3倍に急騰!先にお伝えしました、12月13日の日経新聞で報道された日韓金融機関でリップルのブロックチェーンを活用した送金実験開始のニュースで期待感がもたれた感じですね。
リップルコインはリップルシステムのブリッジ通貨ですから、その成長はリップルの国際送金システムが正式リリースされ、そのサービスが世界で拡大することで見込まれます。世界中の大手企業が続々とリップル社に出資し、メンバーとして参加している現状、そして、今回、具体的に送金実験が行われたニュースは、実用化の可能性への期待をより濃くしたものになりましゅた。こうなると、将来的はかなり明るいですね。
ただし、サービスはリリースされても、そこで、ブリッジ通貨を使わない方法などで対応することになる可能性はゼロではありません。そのあたりのリスクを見込んで、皆、様子見をしながら価格が下がった時に、少しずつ買っておく、といった投資家が多いように見受けられます。
個人的には、100円以下は買っておいても良いと思っており、実際、先週、少しだけ購入しました。(詳しく最後まとめにて報告しています)
リップル(Ripple)が取引ができる仮想通貨取引所
いくつか取引所がありますが、手数料が最も安いのはbitbank(ビットバンク)です!
リップルはどこで買う?
4取引所でほぼ同時間帯での取引価格を比較してみました。
結果レポートはこちら
★取引所スタイルで取引ができるから手数料や安い!指値もできる!
bitbank(ビットバンク)
ビットバンクの評判とメリット・デメリットについてはこちら
★GMOインターネットグループの仮想通貨販売所
GMOコイン
GMOコインの特徴と口座開設方法
★ローラちゃんのCMでお馴染み!口座開設で1000円がもらえるキャンペーン中!
※リップルはレバレッジ取引のみで対応しています。初心者の方には向いてません。
※本人確認登録の事務手続きが早かったです!
DMM Bitcoin
DMM Bitcoinの特徴と口座開設方法
★トレードをする人に優しい
ビットトレード
★トレードに強い!
QUOINEX(コイン)
★仮想通貨取扱い種類日本No.1
2018年1月27日追記
【お知らせ】コインチェックは、2018年1月26日に発生したNEMトラブルにより1月27日現在入出金停止中です。
Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)口座開設方法
まとめ
- リップルは仮想通貨の年間の時価総額ランキングでは常に上位。
- リップルは通貨そのものではなく、国際送金システムの分散型ネットワークの総称
- リップルコイン(XRP)の特徴
- 通貨単位:XRP
- 既に100社がリップル社のメンバー
- メンバー企業は、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ、カナダロイヤル銀行、三菱東京UFJ銀行他、約100社(2017年10月現在)
ここまで、常に時価総額上位の仮想通貨リップルコインについて、日本円チャートとニュースを確認しながら今後の価格と将来性を探ってきました。
リップルコイン(XRP)の成長の条件は、リップル社が提供する国際送金システムネットワークの正式リリースとその普及、そしてそのネットワークの中でブリッジ通貨として機能することです。
個人的には、20円台だった11月、27円で158リップルを買ってみました。毎回スケールちっちゃくてスミマセン(^_^;)
リップルの金融プラットフォームが世界中に広がって、リップルコイン(XRP)が誰もが知る通貨になれば、1XRP5,000円くらいはいくのではないか、という期待を持ち。。。(^_^)
個人的な妄想シュミレーション
【購入金額】 1XRP27円×158XRP=4,266円
【将来妄想1】 1XRPが100円になったら=15,800円
将来妄想1は、購入から1か月足らずでクリアしちゃいました。
【将来妄想2】 1XRPが1,000円になったら=158,000円
【将来妄想3】 1XRPが5,000円になったら790,000円
【将来妄想4】 リップルでリップルコイン(XPR)は使われないと決定=0円(^_^;)
最悪の将来例4でも、宝くじを15枚買って当たらなかったのと同じ。逆に、ビットコインをはじめ、モナコインやイーサリアムのように、短期間に10倍以上というのは仮想通貨では普通にあり得ます。これはいくら買っても当らない宝くじよりも、利益ポテンシャルが高い!そう思うのは私だけでしょうか。
リップルコイン(XRP)、ロマンたっぷりの仮想通貨です。
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